寝室温度は、冬で12~13℃、夏で22~24℃、湿度40~60%が入睡しやすい環境です。
暑い時は湿度が低め、寒い時は湿度が高め。
寒い時は多少部屋の温度が低い方がより寝具の中が暖かく感じられます。
ふとんに入った瞬間、冷たく感じることが有りませんか?
ほとんどの方が感じられたと思いますがその理由はお使いの寝具によります。
カバー類は布帛(ふはく)という織物です。
織物はたて糸とよこで織り上げられているためにふとんに入ったときに肌に織物にあたる面積が多く
あいだに空気をあまり含まないため体温が織物を暖かくするまでの間、「ひんやり」感じます。
逆に体に直接あたる面が少なく表面に空気を含んでいるパイル生地(毛布、タオル)などはあまり「ひんやり」
しません。
ウールパイルや毛皮が暖かく感じるのもそのためです。
TVドラマなどで山で遭難すると「眠ってはいけない」と言うのは、眠ると体温が下がるからです。
体温が下がる理由は体温を下げることで睡眠中のエネルギーの消化を減らし、脳の活動を減らして休ませるためです。
このように体温だけみても人間の生理活動が大きく影響します。
そのためふとんの中の温度を機械的にコントロールすることは難しいです。
出来る限り、自然な環境で、生理活動が妨げられない寝具が求められます。
下のグラフは24時間の体温リズムです。
寝入ってから急に体温が下がることが解ります。
朝起きる前から徐々に体温が上がって目覚めます。
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