貞治元年(1362)足利義満が尊氏の遺命で建立したと言われており、臨済宗妙心寺派の三河地方の中心寺院です。室町中期の代表的建築物である仏殿と日本最古の薬医門である山門はともに国の重要文化財に指定されています。苔むした50段余の石段を登り、山門をくぐると杉の老木が枝を伸ばし、境内を覆い、石牛池からの眺めは深山幽谷の相を呈し、禅寺の雰囲気を感じることができます。
1575年、家康公が長篠城へ向かう際に天恩寺で一泊した翌日、大杉の下まで来た時に延命地蔵に呼び止められ、大杉の影から矢を射る敵から寸前で身を守ったという逸話があります。家康公は延命地蔵へ礼拝し、何度も大杉を見返りながら長篠へ向かったそうです。岡崎おでかけナビより抜粋しています。
コメントをお書きください